日本刀で『斬る』

古岡二刀齋は当初警視庁の棚谷先生に師事し、『夢想神伝流居合道』を修行。 全日本剣道連盟東京都居合道理事の役にあったが、軍隊時代陸軍少尉(21歳)のときに、 同じ階級の陸軍少尉であった旧皇族賀陽宮邦寿殿下が、大日本居合道連盟の会長をされていて入会のお誘いがあった。

門弟一同相談の結果、全剣連より大日本居合道連盟に移籍し、 無雙直伝英信流宗家第21代平井阿字齋先生より、無雙直伝英信流居合道の指導を受け、平井門下の高弟に名を連ねた。

その後宗家第21代平井阿字齋先生より、第22代宗家を継承せよとのありがたい要請があり、 また同門の皆さんの熱心な推薦もあったが、古岡二刀齋は元来日本刀で『斬る』ことを念願としていたので、 熟慮の結果丁重にお断りした。

平井先生は日本刀で『斬る』ことを好まれず、会長の賀陽宮殿下が逝去されたこともあって、 1980年(昭和55年)大日本居合道連盟を円満裡に脱会し、 以後無雙直伝英信流居合道の普及ならびに居合斬りの研究・実践に努めた。

大日本古武道連盟を創立

5年間の『無雙直伝英信流居合道』ならびに『無双流居合斬道』の普及と社会体育貢献の実績が認められ、 1985年4月(昭和60年)財団法人東京都大田区体育協会に『居合斬道連盟』として加盟が認可された。

これを機会に『大日本古武道連盟』を創立。 会長に元検事総長布施健先生をお迎えし、古岡二刀齋が理事長として、 同年4月各界のご来賓を多数お迎えして盛大に創立総会を開催した (布施会長はお亡くなりになったので、現在は元警視総監の今泉正隆先生が会長である)。

『大日本古武道連盟』は年々発展し、アメリカ、英國、台湾、韓國、上海、インドネシヤと会員が広く國際化し、 海外にも支部が設立されたので、第一回國際大会を台湾の台北で盛大に開催した。 海外の剣士は熱心で意欲的に稽古しその上達は目覚ましいものがある。

また韓國では韓國支部総本部を韓國の中心部におき、 丁泰龍(教士8段)総支部長が中心になって廃校になった小学校を買い取りすばらしい道場に改装された。 全國の剣士が集まってきて熱心に稽古に励むため、技術も台湾と同格で大変優れ、 平成11年(1999年)春季大会(会場は東京)では、 初参加の韓國剣士(3段)が個人総合第三位(居合道と居合斬道の合計点による)に入賞している。将来が楽しみである。

このような國際化の状況下で、連盟の名称もそれにふさわしい時勢に適応したものに変更する必要があり、 『國際居合斬道連盟』と改称した。

系譜図